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昔の設定で書いてみようシリーズ その一 水たまり

いつも、君は見守ってくれていた
雨が降ったときにしかあえない不思議な友達

ある日、母さんと喧嘩した
母さんはいつも、仕事で忙しい

雨の中、家を飛び出した

行く宛もなくふらついて、近くの公園を通りかかった

何気なく目をやると、昔乗ったブランコが変わらずそこにはあった
懐かしい、なんて思いながら脚は自然とブランコを目指す

キイキイと音を立ててブランコを漕ぐ

小さい頃は母さんとよく、此処に遊びに来ていた事を思い出す
懐かしいな、なんて物思いに耽っていたら隣に誰かが座った

そいつも、雨の中傘も差さずブランコに座っていた

それが、あいつと初めて会った日





そこから仲良くなっていくが、不思議とあいつと会うのは決まって雨が降っているときだけ
という設定。元々は水たまりの中には別の世界があり、水たまりを通って世界を行き来できる。という元作られた話がありました。
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