書き殴り 短編 2014年02月23日 恐ぇ程の疲労感が身体を包んでる時の煙草ほど、良いモノは無えな。 ベッドに座って煙草を吸い、そのまま倒れて目を閉じると、全身を何か(←個人的には死の影のようなもんだと思ってはいる)が、ジワジワと浸食するようなあの感覚。頭から指先から爪先…たまんねぇ。 百害あって一利無しと言われる煙草だが、死にたい奴らからしたら全くの逆。それこそ時限爆弾のカウントを速めるモノでしかないわけだし。 煙草吸ってる奴らの大半は自殺願望者だ。例に漏れず俺もそれらの一員だが。 ストレスで吸ってる奴らは、結局吸ってる自分の姿に酔ってるだけだ。ストレスなんか他のもんでいくらでも発散出来るだろ。許せねえのは、吸いきらずに消して次を点ける奴。これこそ煙草ナルシストの典型。煙草を侮辱してるとしか思えねえ。今まで吸わなかった分足してみろってんだ。………ヘビースモーカーの一意見と受け取ってくれ。 PR
書き殴り その2 短編 2014年02月23日 生まれて始めて、外という空間に出たそこはとても眩しくて、眼をあけるのは大変だったけど、それでも景色が見たかったから頑張って耐えただんだん眩しさに慣れてちょっとずつ眼を開くと
ネタ 短編 2014年02月23日 二人して補習相手は居眠り、自分は遅刻。高校生設定「くっそー、何で起こしてくれなかったんだよ…」今現在、私は放課後の教室で補習をうけている。原因は…遅刻。(起きたら、一限が始まっていた)。家が学校から近いので、幸いにも二限には間に合った。が、一限は厳しいと評判の牧井先生。昼休みに呼び出された挙げ句、放課後に補習を受けているのだ。ちなみに、数式と格闘中。大嫌いな数学をやらなきゃならないなんて…最悪。「………」ついでに言うと、さっきから向けられる視線も気になるわけで。当の本人は何食わぬ顔でプリントを仕上げ、私の様子を見ている。「ああーもう、訳わかんない!」「………」「…あのさ、さっきからなんなの?」「いや、暇だから見てるだけ。面白いし」ああ、そうですか、面白いですか。暇って何だよ、こっちは必死こいて解いてんのに…「その様子だと終わりそうに無いな…と思いながら」「終わったなら提出しに行けば?てか、何であんたが補習受けてんのよ」「授業中寝過ぎだって怒られた。教科書読んだらわかるから、別に良いかと」そういえばこいつ、数学の時は毎回寝てたような…ってか、教科書読んでわかるとか、どんだけ頭良いんだよ…!…イヤミか!イヤミなのか!?「てか、あいつの説明、逆にわかんないし。教科書の方がわかる」「へえ…ならさ、教えてくれない?」「別に良いけど?」内心私はガッツポーズをとった。これでこのプリントから解放されると思ったから。………更に一時間経過。「すごい、わかりやすい…」「だろ?あいつは、簡単なことを難しく言ってるんだって。そのくせ偉そうに威張るから授業受ける気失せるわけ」「ああ、だから寝てるのか」「ほら、あと一問、ラストやるよ」なんだか、コイツの教え方上手すぎて先生哀れ…。こうしてプリントを何とか終わらせることが出来た…のだが。「やった、終わった…ヤバい嬉しい」「そう、良かったね」「マジありがとう…!そう言えばさ、数学以外で得意な科目ってあるの?」「…っていうかさ、数学得意じゃないし。あとは普通」………あたしより点数取ってるくせに苦手とな!?これはあれか?…イヤミか!イヤミなのか!?(あれ?デジャヴが…)「…いやいやいやいや、こんだけ出来て数学苦手って…」「数学って論理的に考えるだろ?俺は直感だから、教科書読んで裏付け取ってるだけだよ」「あーそれわかる。あたしも直感かな?わかるとこはわかるし」「へぇ…ところで、教えるのって今日だけだよな?」ああ、ちょっと惜しいかも…数学いつも破滅的にヤバいしなぁ…赤点いかないのが奇跡だしなぁ…けど、いつも聞くのは悪いし…「…うん、いいよ。今日だけで。助かったし」「あっそ。んじゃ、提出して帰るとするか」「うん」職員室に向かう道すがら、お互いに知らないことを話し合った。思えば、こいつと話す事はあまりない。だから、私はこいつの事をあまり知らないわけで…
鬱々再発 短編 2014年02月23日 人間って死んだら火葬しますよね。遺るモノを遺骨って言うけど、それが本当にその人(だったモノ)かどうかはわからない。成分的には変わらないわけだし。カルシウムと…あとなんだろ。鉄分とか金属系?そんなモノを、その人の遺骨だなんだって名称を勝手につけて、お墓に入れて保管するとか、凄く滑稽だと思わない?言いたいことが伝われば良いな
走り書き詰め合わせ 短編 2014年02月23日 人付き合いの良い人ほど、損な役に立ち回ることが多い。面倒見の良い人ほど、損な役に立ち回ることが多い。一般論ではなく、持論。どこまで本音でどこから嘘?どこまで嘘でどこから本音?あたしだけには本音を見せてくれたって良いじゃない。それとも、逆にあたしには嘘のあなたしか見せてくれないの?薄っぺらい表面上だけのあなたしか、あたしは知らない。人が人を思いやるのは当たり前の行為だと思う。けど人の心はその人にしかわからない。それはきっと、心は一人に一つだけのモノだから。2つになると、心が壊れてしまうから。溢れてしまうから。だから、溢れてしまわないように、わからないんだ。