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笑ってしまうような

休みになると、ここぞとばかりにゲームを始める君
そんな君を愛おしく思いながら、ご飯の準備を

こんな幸せな日常が、いつまで続いてくれるのだろうか

何もかも、逃げたいと願った先にいた、君
僕に構うでもなく、でも、欲しいときに体温を分けてくれる君

どうか、この歪な幸せが壊されないようにと
少しでも長く、続きますようにと
小さく、祈った
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昔の設定で書いてみようシリーズ その一 水たまり

いつも、君は見守ってくれていた
雨が降ったときにしかあえない不思議な友達

ある日、母さんと喧嘩した
母さんはいつも、仕事で忙しい

雨の中、家を飛び出した

行く宛もなくふらついて、近くの公園を通りかかった

何気なく目をやると、昔乗ったブランコが変わらずそこにはあった
懐かしい、なんて思いながら脚は自然とブランコを目指す

キイキイと音を立ててブランコを漕ぐ

小さい頃は母さんとよく、此処に遊びに来ていた事を思い出す
懐かしいな、なんて物思いに耽っていたら隣に誰かが座った

そいつも、雨の中傘も差さずブランコに座っていた

それが、あいつと初めて会った日





そこから仲良くなっていくが、不思議とあいつと会うのは決まって雨が降っているときだけ
という設定。元々は水たまりの中には別の世界があり、水たまりを通って世界を行き来できる。という元作られた話がありました。

書きなぐり

死にたいと何度
思ったことだろう
そのたびに
死ぬ勇気の無い自分自身が
嫌になる

自分が
いったい何をしたいのかさえ
わからずに
日々をのうのうと
生きているだけの
ただの人間

人間結局最期は死ぬのだから
なにやったっていいじゃないか
という人もいる

そのくせ
自殺することに関しては
否定的だ

何でもできるなら

ここに生きていたいと思う
気持ちが無い俺は

死にたいと思うことしか
できない俺は

いきる資格すら無くした
ただの
いける屍だ

シにたい シねナイ くるシイ だレか

タ ス ケ テ

こないだ見た夢

どこかの組織に所属。普通の会社だったと思う。
健康診断で欠陥が見つかると、即役立たずとされる。
その組織で役立たずの烙印を押されると、死刑執行。

理系の大学とかどっかの研究所とか、そんなイメージの場所に送られる。
建物内は薄暗く、照明は青白い。

死刑には二種類。
実験動物として薬を服用し徐々に狂って死ぬか、即自殺するか。
死刑囚には人格すら認められず、まさに動物的扱いを受ける。

そんな場所に送られた自分。
自分はまだ大丈夫です。ほら、こんなにも普通に赤い血が流れてますよって腕をカッターで切りつけた。
普通な事を証明しようとして、キチガイの証明をした。

モノクローム

"モノクローム"の二人はとある場所を目指していた。
森の奥深くにある"そこ"に行くには、モンスターが出る道を進まなければならず、"そこ"を知ってる者以外は近付かない。それゆえ"そこ"は安全な場所なのだ。
舗装されていない、踏み固められただけの道をただ進んで行く二人。

街を出て約二日、やっと二人は目的地に着いた。最低限切り開かれたその場所にある建物こそ、二人が目指していた場所…孤児院である。

この世界では異なる種族間の子供…所謂ハーフは、何かと標的になる。異種族で結ばれることはあっても、子供の産まれる確率は非常に低い。よってハーフは非常に稀なのである。
そんな子供達が最後にたどり着くのが、ここなのだ。
彼ら"モノクローム"もこの孤児院で育った。

昼前のこの時間なら…と、二人は裏手に回る。
そこに居た、洗濯物を干している青年は、孤児院の院長を勤めているアキラ。周りには子ども達が何人か居て、アキラを手伝っている。
シエラが手を振ると、アキラがこちらに気付いて手を振り返す。

シエラ「院長先生、久しぶり」
アキラ「お帰り。元気だったかい?」
シエラ「うん、相変わらずだよ」
セツキ「あ、今はセツキな」
アキラ「ふうん、セツキ…か。良い響きだね」
セツキ「だろ?ところで、先に中入って良いか?今回はさすがに疲れた」
アキラ「その前に昼ご飯の材料を採ってきて貰おうかな。二人の腕ならすぐだろう?」
シエラ「良いけど、そんなに大変な場所なの?」
アキラ「まあ、行ってみればわかるよ。ついでにこの子達も一緒に連れて行ってね」

アキラがそう言うと、子ども達は嬉しそうに声を上げた。
孤児院は安全な場所に有るが、一歩踏み出せば危ない所だ。食料を採りにいく上でそう言った危険が最小限になるよう、昔から裏庭には小さな菜園がある。近くには小川も流れているため、孤児院の周りで事足りるようにはなっている。
だが、子ども達からすれば、森は探検したい場所である。
アキラの意図に気付いた二人は、苦笑混じりに頷いた。

セツキ「森の中のモンスターより、シエラの方が危ないだろ」
シエラ「あたしはセツキの方が危ないと思うけど?」
アキラ「どっちもモンスターより強いって事なんでしょ?なら子ども達は安全だね。良いから行っておいで」
子ども達「「先生、行ってきまーす」」

いつの間にか、孤児院の中にいた子までいる。子ども達の行動力に苦笑しながら、モノクロームの二人はアキラから頼まれた、子ども達を森で遊ばせるというクエストを遂行するために出発した。
        
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